土耳古桔梗

花弁が薄く、花傷みし易いので、育てるのが苦手。
でも、好きなお花でもある。
白地で、先端が紫の覆輪の、この花は、「京の鈴」と言うそう。
「世の中は夢かうつつか うつつとも夢とも知らずありてなければ」
暑き日が続きますが、みなさま、健勝で有らせますように。

大岩桐草

グロキシニア

あのグロキシニヤの
大きな花の腐つてゆくのを見る様な
私を棄てて腐つてゆくのを見る様な
空を旅してゆく鳥の ゆくへをぢつとみてゐる様な
浪の砕けるあの悲しい自棄のこころ はかない 淋しい 焼けつく様な――それでも恋とはちがひます(高村光太郎

鷺草

一花であっても、その花言葉は、どれも一つとは限らないので、
自分の想う・・と言うか、好きな花言葉だけを覚えているのですが、
鷺草の花言葉は、「夢でもあなたを想う」
あぁ・・このお花、やっと咲いてくれて・・何年越しの恋心でしょう。
愛しき人に届けたいな。

タリヌム・カリキヌム

草花火

花火は、特に夏は花火は、空に咲く花火も良いけど、
闇の中に、手元で、しっとり咲く、炎の華が好きだ。
多くの色や、音の激しさ、仕掛けの面白さも、
花火の醍醐味ではあるかと思うけど、出来たら、火花の散る音だけが聞こえ、
咲き終わった後の煙の残骸までも、惜しむ時間をくれるような、そんな花火が好きなのだ。

別名アフリカシタキヅル

マダガスカルジャスミン

もう一つの別名「ステファノティス」
香気のある蝋のような花を有する、常緑植物のシタキソウ属の低木の総称を、
こう呼びます。個人的には、「花嫁花」と言う別名の方が好きです。
通常言うジャスミンとは、まったく違う別の種類の植物ですが、
香りがジャスミンに似ているところから、この名がついているそうです。

2009年にも・・

デージー

弥生月朔日、このお花を、此処に置いている。
母を亡くしてから、直ぐは、激しく耐え難い悲しみだったのが、
年を重ねるうちに、心に沁み入ってくる様な、
しみじみと、哀しくなるような気持ちへと、移ってきたように思う。
此処に居てくれたら・・・と、相変わらずは想うのだけれど。