グロキシニア
あのグロキシニヤの 大きな花の腐つてゆくのを見る様な 私を棄てて腐つてゆくのを見る様な 空を旅してゆく鳥の ゆくへをぢつとみてゐる様な 浪の砕けるあの悲しい自棄のこころ はかない 淋しい 焼けつく様な――それでも恋とはちがひます(高村光太郎)
初夏に咲いていた、グロキシニア。 中秋に、またその妖しい美しさを、 久し振りに、魅せてくれました。 自分が手掛けてきた仕事のフォロー。 少し辛いけど、また何時か出会える機会があるでしょう。 このお花のように。。。。。
[グロキシニア]が、咲きました。 情熱的な、赤いお花を見ていると、 夢の儘終わるかも知れない希望でも、 それに向かって、真っ直ぐ歩き続ける努力と姿勢を、 最後まで、貫き通すぞ〜!って思う勇気を、与えてくれます!
雀は あなたのように 夜明けにおきて 窓を叩く 枕頭の グロキシニアは あなたのように 黙って咲く (高村光太郎 「智恵子抄」より 『亡き人に』から抜粋)