フジバカマ

そろそろ・・・

花も満開を終え、色褪せてきました。 そろそろ冬支度のような気配です。 こうして、お花達の冬眠の、 お手伝いをしていると、年の瀬を感じます。 何故か気忙しい、この季節。心の余裕を忘れないよう過ごしたいです。

花言葉は

「ためらい」「遅延」「躊躇」 「あの日を思い出す」「優しい思い出」 蕾が出来てから、咲くまで、ゆっくりだからかな。 別の呼び名には、香草(中国名) 蘭草(中国名)・香蘭・王者香等が有ります。

可憐

源氏物語の第30巻の「藤袴」 「おなじ野の露にやつるゝ藤袴 あはれはかけよかことばかりも」 (あなたと同じ野の露に濡れて、萎れている藤袴です。 優しい言葉をかけてください……)思わず、声を掛けたくなります。

あの日を思い出す

[フジバカマ]の花言葉です。 中国ではこの花の一枝を簪にしたり、 香り袋にして身に付けたと聞きます。 日本でも古今和歌集に、詠まれている歌が。 『宿りせし 人の形見か 藤ばかま 忘られがたき 香に匂ひつつ』

秋の七草

宿根草なので毎年出てきては、 淡紫色の花を、たくさん咲かせます。 今の時期に全草を採取して、 何日か乾燥させると、生薬の「蘭草」になり、 入浴剤として使うと、体のむくみをとったり皮膚炎や神経痛にも効くそうです。