金虎の尾

秋の花に移ろう時

夏だった事が、こんなに短い時間で、 記憶から、肌の感覚から、失われる。 「寒くなったなぁ・・」と、朝思う。 辛い事だけ、こんな風に、直ぐに去ってしまえば、良いのに。 秋は、やっぱり、感傷的になる。

より鮮明になる記憶

一年の中で、一番苦しい時期が来る。 母が、自分を失くした月である。 そして、母そのものの存在を亡くした その季節が、また巡ってくる。 年月など、この苦しみを、軽くなどしてくれやしない。

コウシュンカズラ(恒春葛)との違いが、 はっきりと調べても分からず、難航しました。 しかし、蔓になっていない(常緑小低木)こと。 葉が細く丸くない。茎に赤みが有ること。 また花弁自体も、締まっているので、金虎の尾と確定しようと思います。