梅
盆栽を作ってくださった、ご近所さん。 小さい頃からの馴染みの方でしたが、 昨年、病で他界されました。 二件隣りなので、仕事に行く時に通ります。 主のいない庭にも、紅白の梅が咲き、春を喜んでいるように見えました。
不老園に咲く、黄梅の斑入りを、 鉢で、購入しました。 こんなに早く、咲くのも珍しいそうで、 少し早い春に、得した気分です。 黄色全部でないところが、お気に入りです。
梅の花の蕾が、膨らみ始めました。 今はまだ、味気の無い、 無愛想な感じですが、 春の訪れで咲く、この花の美しさは、 憧れ・希望に満ち溢れています。咲く頃が、待ち遠しいなぁ。
「梅」まつわる諺や言い伝えは、 私達の身近な生活に、息付いています。 『梅干しと友達は、古い程良い』 『梅根性に柿根性』 『梅学問に楠学問』 『梅は食うとも核食うな。中に天神寝てござる』 さて、この辺が、いい「塩梅(あんばい)」のようで・・・・
たとえ、この庭の主が 知らぬ間に、変わっていたとしても、 どうか、想い出を慕って、 見事に、飛んできておくれ。
我が家の、盆栽の梅の花です。 一本の木から、紅白の花が咲きます。 雨に打たれながらも、頑張りなさいと、 間近になった春を、教えてくれます。 私も、もう暫くの辛抱だねと応えます。