ヒヤシンス
毎年咲いてくれるヒヤシンスとは別に、 今年はこの色のヒヤシンスを育ててみた。 淡い色で可愛いし、甘い砂糖菓子の様な匂いがする。 その匂いを、お腹いっぱい吸い込むと・・・ 何故か、とっても、お腹が空いて、ケーキと紅茶で、お茶の時間にしたくなる。
ヒヤシンスの花言葉は、 「 遊戯、運動、競技、勝負」 と言った、スポーツに関係有りそうなもの 「控え目な愛、悲哀」と言った、 ヒヤシンスの名前の由来に、関係有りそうなものがある。「勝負!」って、良いな。
土地柄だろう。颪が吹く。 それでも、その風に春の匂いがする。 「風信子」とも、「飛信子」とも書く、 このヒヤシンスの匂いも、この風に乗って、 何処かへ、春を告げに行くのかしら・・・
久し振りの休日は、朝から雨。 窓越しに、春の装いを始めた庭を眺める。 その、瑞々しい雰囲気に触発され、 そうだ、外へ出ようと思い立つ。 すると、雲の間から、春の陽射しが零れる。もう直、雨は止むだろう。
ようやく、春の日差し。 深呼吸が、気持ち良い。 ふと、お隣りさん。 もう一度一緒に、深呼吸。
何故だろう、 宝石の美しさには、 決して、こころ奪われない。 なのに、この美しさには、もう・・・首ったけ。
ようやく、 ほんとうに、ようやく、 固い蕾が、綻んできました。 温かな風に、その馨しい香りが、 運ばれてくる日も、近いことでしょう。